天体観測機器

光学赤外線望遠鏡「すばる」

ハワイ島マウナケア山頂に位置する有効口径8.2メートルのすばる望遠鏡は、主焦点、カセグレン焦点、2つのナスミス焦点という4つの焦点を持っており、各焦点に観測装置がとりつけられます。
ニコンは、カセグレン焦点にFOCAS、ナスミス焦点(可視光)にHDSという観測装置を納め、世界最先端の天文学研究に貢献しています。

微光天体分光撮像装置 FOCAS(Faint Object Camera And Spectrograph)


写真提供:国立天文台

FOCASは、可視光で高い感度の観測を行う装置です。視野内の50天体程度のスペクトルを同時に撮影できる機能を使用することで、宇宙の果て近くにある銀河までの距離を効率よく調べることができます。撮像観測・分光観測・偏光観測など、すばるの可視光の基本的な観測を行います。

高分散分光器 HDS(High Dispersion Spectrograph)

HDSは、可視光で10万分の1の波長差を識別できる装置です。古い星の元素組成を調べることで、宇宙における元素の進化を研究したり、クエーサーの吸収線を調べることで、銀河間ガスの組成や物理状態の調査に役立っています。

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